値下げ! 十二代加藤景秋 志野湯呑

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美濃焼の陶祖12代として名を馳せた陶芸家が、加藤景秋です。 志野を中心とした作陶生活を続け、岐阜県重要無形文化財保持者としても名声の高い希代の陶芸家として知られています。日本伝統工芸展への入選や数々の名高い陶芸展へと入賞しており、人々に深く感動を与える作品を数多く生み出してきました。  13代、14代と引き継がれていったこの美濃焼の志野茶碗。深い味わいだけでなく、荒々しさのない素朴ながら優雅で柔らかな世界観は世界的にも人気を集めています。加藤景秋は美濃焼の持つ本来の美しさを表現している最高の銘品を生み出しました。  加藤景秋は美しい志野焼の伝統を守り続ける希有な作家としても有名でした。志野・織部の技法自体、美濃においては、桃山時代に大流行しており、茶道は勿論のこと懐石の食器として盛んに生産されていたと言われています。京・大阪・堺などの西東京を中心とした地域での人気が高く、流通も多かったようです。しかし、数多くの焼物が現れてからは、その好みも千差万別となっていき、結果的に志野焼の技術は途絶えてしまう事となったのです。  17歳で陶業に従事した加藤景秋は、美濃桃山陶の再興を目指して陶芸技術に研鑽を重ねました。美濃陶祖12代を継承後、姓を加藤とし本格的に志野・織部の工芸技術を研究、追求する運びとなったのです。数多くの銘品を生み出すその類い稀なる才能は、瞬く間に世間で評価されることとなり、岐阜県教育委員会から志野・織部の工芸技術の保持者として、重要無形文化財に認定されるほどの腕前となっていたのです。その作品は、素朴で火の自然さを優雅に表しながらも、計算されつくされた造形美を基本に生み出されています。色使いなどは織部独特の郷土感を持ち合わせており、現在でも需要が非常に高い事でも知られています。

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